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心の葉

得体の知れない文章を掲載 メニュー草木がさわぐ...ミウシナウAfter The End(無題)終わらない明日へ

草木がさわぐ
風にそよがれて、
雨に打たれて。
花が散る
風にそよがれて、
雨に打たれて。

花は散るから美しいのだ
と言うけれども、
永遠でないものは
なんだろう。

全てが一瞬。
葉が落ち、
雨が止まり、
風変わる。
産まれて消える、
その刹那。
点いて燃え尽く、一瞬の間。
それに囲まれて何故花だけが、
際立つのだろう。


わからない。
だけど言えるのは、
ただ心があると言うことだけで。

We have own heart fraught with feeling beauty,
美しいと象る、その心が。




前に行け

人が立ち止まるのは、
エラブため。

前に行け

だから僕は立ち止まる。
ずっと、エランでいたいから。

前に行け

エラベないのは何故だろう。
優柔不断と言うわけじゃないのに。

前に行け

考えすぎたのかもしれない。
得るものも失うものも解っていれば、
そのミチにカチを見い出せないから。

前に行こう

だから僕は捨てることにした。
ココロが囁くその言葉、
それと行くためにも。
新たなことを知るためにも。
正直、この状態にもうんざりしてたし。

さあ行こう

秤に乗せるは得るものだけ。
失うものは捨てておく。
例え、それが自分の命であろうとも。

そして僕は歩き出す。
後ろにあるのは気にせずに、
前にあるものだけを求めて。

だけど。
例え命を失うとしても、
心はこのままでいたいから。
これだけを置いていく。

――かくして自分を見失う。
ここにいる自分は誰なのか、と。



あなたは覚えていますか?
私とあなたのエンカウンター
私は覚えています。
何気無い日常にあなたが紛れ込んだ朝のことを
そうして崩れ始めたあの朝を
ただ平和だっただけの私たちに訪れた、
あなたのことを。
あなたは覚えていますか?
あなたと私のエンカウンター


最後のあなたの姿はあなたではなかった
それが私の記憶。
あなたとの出会いや
過ごした時、
存在やその雰囲気
紡がれた言葉。
それらを覚えているというのに、私は。
あなたは覚えていますか?
あなたと私のエンカウンター
私は覚えています。
だけどもあなたは覚えていますか?
…………私の面影を。

「いつかまた会えるだろう」
そう言った彼方を信じ、
私は徒に時が過ぎるのを待ち
だけども時は終らせるもの
ただあなたのことを想い続けた時に
私は亡くしてしまいました。
だからまた会えることはありません
私の彼方はただ私の中に居るだけの、
彼方は彼に似た人物。
だって私には彼方が判らないから
だって私は彼方の顔を忘れてしまったから
だけどもあなたは覚えていますか?
…………私の面影を



風が吹き、緑の絨毯がなびく。うねりが柔らかに太陽の日差しを反射して、だけど規則的に立てられている烏避け、はたびく黒いビニールがそれを吸収するように目につく。
つくられし自然。
保全のための劣化加工。
人はいつも自然と利益の間でゆれ、利益へと倒れる。いや初めからそれしか考えていないのかもしれない。
そのために自然を削り、
環境を削り、
そして自らの周囲を削り。
気付くのはいつも手遅れの時。
前例がないからこそ、事が終った後に気付く。
あの自然は何処へ行った。
あの空は何処へ行った。
あの景色は何処へ行った。
あのイキモノは何処へ行った。
あの心は何処へ行った。
だから人は、再び目にしたいからこそ。
自然が戻ることを望み、
空が戻ることを望み、
景色が戻ることを望み、
イキモノが戻ることを望み、
心が戻ることを望み、
望みが叶うことを夢とした。
だが、
何故誰も気付かない?
何故誰も言わない?
自らの技術を捨てること無く、
逆にそれを糧にして。
環境を傷付けなさそうな方法が如何に愚かな事かを知らず、
それを正しい道だと疑わず。
……確にそれは、正しい道であろう。
ある程度の状態で妥協するのならば。
だが、だからこそ愚かなのだ。
自然に住むのか。
技術に住むのか。
相反しあう二つ。だけど人は、
その間に住もうと言うのか。
自然の美しさと技術の便利さ、
その二つを両立させるために?
だがそれは両立とは言えない。
自然は技術を侵食し。
技術は自然を破壊し。
その結果が何だったか思い出せ。
それを両立と言うのなら。
それを同化と言うのなら。
それを妥協と言うのなら。
我々が住むべき処は何処だ?
それを侵食と言うのなら。
それを破壊と言うのなら。
それを反発と言うのなら。
我々が住むべき処は何処だ?
そこが理想郷であると言うのなら、
そこは楽園に非ず。
そこが楽園であると言うのなら、
そこは理想郷に非ず。
楽園か理想郷か、
我々が住むべきはどちらだ?
どちらにせよ、そこに望みはない。
彼等は行ったのではない。
あの自然は消えたのだ。
あの空は消えたのだ。
あの景色は消えたのだ。
あのイキモノは消えたのだ。
あの心は消えたのだ。
いったい何に消されたか、
我々はそれを識り、
認めなければいけない。
全てはいつか消えるといえども、
それを悔やまなければいけない。
宇宙と言う、新しい生活の場を手中にする前に。
思い出せ。
我々が手を使う本当の理由を。
それを使い始めたその理由を。
それすらも忘れたと言うのなら、
再び見付けるしかあるまい。



時はただひたすらに前へ向かって、
人は後ろへと向かって歩く。
どちらもしかし向かうのは明日であり、
それは今日とは違う未来。
明日とは、過去の延長、未来の象徴。
それを今日にして、
また明日が作られる。
明日はただ延々と今日の向こうに存在しており、
その様は根元にたどり着けない虹のよう。
届いた明日はもう明日ではなく、
過ぎた今日はただの過去に過ぎない。
それでも、歩いてゆく。
時は前に、
人は後ろへ、
明日に届くときを明日として。


※「素の花に咲く」の「S詩作品」応募作品